あまりに束縛されるので、つい以前の恋人と比べてしまい喧嘩になります。わかってもらうにはどうすればいいのでしょうか。

恋愛が成就すると、相手を自分だけのものと思いたいのは多くの人がそうでしょう。けれどもそれが度を過ぎてしまうととても疲れてしまうし、しなくてもいい諍いが起こります。束縛しないと不安やさみしさが増す人は多くいて、本人はその理由にほとんど気づいていません。それに気づいてもらうのに他の人と比べて説得するのは、最もよくない方法でしょう。相手がカウンセリングを受ける方法もありますが、その前にあなたの気持ちを正しく分かってもらう必要があります。それには伝え方に「専門技術」が必要です。その技術を一緒に学んで行きましょう。

付き合って1年半ですが、最近別の異性からアプローチされています。正直心が揺れているせいか、今の恋人に悟られたら気まずくなりそうで、困っています。

交際期間が長くなれば、お互いの存在に安心して余裕が生まれます。このようなケースの場合は、自分だけでなくお相手にもそんな出来事があってもおかしくないと思った方がいいでしょう。人の心理は性別が違っても似通った点があり、長くそばにいる2人であればシンクロが起こることは多いです。いい機会と思って出来れば早めに、2人が改めて「お互いと向き合い直す」作業を行うと良いでしょう。ただ、唐突に提案しても不審に思われてしまうので、正しい段取りを学ぶ必要があります。そのためのレッスンをご用意しています。

初めのころの高揚感

2人が出会い新鮮な気持ちで交際していくとき、この世の全てが輝いて見えます。

しばらくたつと二人は良い意味でお互いを自分だけのものと感じ、

大切にすると同時に大切にされたいと思い、まるで自分が相手と一心同体になった感覚を持ち、

自分のわがままをも受け入れてくれると思うようになっていきます。

しばらく続くその「蜜月期」を経て、二人の関係性は次の段階に進んでいきます。

最初は気にならなかった違いが苦しくなって

ご相談で最も多いのは「思っていた人と違う」という内容です。

最初の3か月程度は恋愛の一番情熱的な時期で、相手の本当の性格や考え方などはあまり気になりません。

しかし、時間が経つにつれ、知らなかった(見ていなかった)部分が気になり始めます。

お互いの価値観や考え方、習慣や嗜好など、とても似ている場分があるとわかる反面、

些細な違いから大きな違いまでが明らかになってくる時期になります。

そのため恋人が、自分が勝手に「思っていた人」と違う人に変化してしまい、

何かのきっかけでそれが大きくなって苦しくなってしまうのです。

好きなのになぜこんな気持ちになるんだろう

ささやかであっても、誰でも自分の生き方や信条は守りたいと思っています。

ずっとそうして生きてきたので、それを違うと言われるのは生存本能を脅かすからです。

2人はお互いをとても好きなので、一心同体に近い関係でいたい余りに、

解決法として一方が、もう一方を自分の価値観、考え方、やり方に合わせてくれるよう強く求めたり、

どちらかが自ら合わせる行動を取ることになります。

そうしなければ二人の時間は、言い合いか、喧嘩か、無言の時間ばかりになってしまいます。

けれども残念なことに、お互いの我慢は長続きはしません。

どこかで破綻に向かって進んでしまうというパターンになります。

恋愛しても一心同体にはなれない

結論から言うと、人は別の人間と一心同体になる事はできません。

しかし人は、その孤独や不安を1人では解決できないという運命にあり、

恋愛はその叶わぬ夢を見せてくれる一種の幻想体験なのです。

そして、それに酔い続けていたいという願望をある段階で手放して

別の手段で癒さなければならない運命に立ち向かうのです。

それを経て初めて、なぜ二人が一緒に居るのか?その意味がわかります。

孤独や不安を解消することを目的とした関係性から脱して、

自立した精神へ成長してこそ補い合える本当の関係性を学ぶことができるのです。